漫画、好きですか?
私は大好きです。自分ではどうにもならないくらい、いつも漫画を読んでいます。
そんな漫画大好きな私が、大好きなテレビ番組があるんです。
浦沢直樹の漫勉
この番組は本当におススメです。漫画が好きならぜひ見てください。
この番組では、プロの漫画家のペン先を「これでもか!」というくらい近くで見せてくれます。
超貴重映像がたっぷりつまった良い番組ですので、見てみてくださいね。
現在「浦沢直樹の漫勉neo」がNHKで放送されています。Checkしてね。
NHKサイト「浦沢直樹の漫勉neo」(https://www.nhk.jp/p/manben/ts/7W327R2Y4N/)
「浦沢直樹の漫勉」とは?
NHK Eテレ の番組です。
ふだんは決して立ち入ることができない漫画家たちの仕事場にカメラが密着、その貴重な映像を元に浦沢直樹が同じ漫画家の視点から切り込んでいく。
”日本の漫画家のペン先を 世界が待っている”
引用元:NHKサイト「浦沢直樹の漫勉」より
5年前から始まった番組で、漫画家・浦沢直樹さんが仕掛けたそうです。
簡単に言うと、
「漫勉」は漫画家さんのペン先を「これでもか!」というくらい近くで見られる番組
こんなの見せていいの!?と思います。マジで近いんです。
定点カメラで撮ってるんですけど、本当によく撮れている。
描いてる過程がまるわかりなんですよ。
その撮った映像を、浦沢さんと、描いた本人(その回の漫画家さん)とで一緒に見ながら、「ここいいよね~」とか「どんなこと考えて描いていた」とか話していく番組です。
文章じゃ伝わらないかもしれません…でも本当にめちゃ面白いんです!
漫画家じゃなくても、見るといいことがいっぱい「漫勉」
「漫勉」を見ると、漫画好きの一般人がどうなるか、解説します。
仕事のやる気が出る
漫画家さんたちの職人魂に心を打たれます。
ふだん、読み飛ばすように読んでいる漫画ですが、こんなにも魂を込めて描いているんだと驚きます。
すると、自分の仕事のやる気が出てきます。
「私もプロなんだ!」と思って、頑張ろうと思えます。
「好き」のパワーを感じる
漫画家さんたちは、みんな「漫画を描くのが好き」なんですよね。
みなさん、小さいころから漫画が好きで、好きな作家さんがいて、「この人のこの作品に影響を受けた」とか「ここが大好きでマネをした」とかたくさん言ってます。
この「好き!」ってすごいパワーがあるのがわかります。
こどもの頃から、好きで好きで、仕事で成立させてるんですもん。すごいですよね。
大変なこともいっぱいあるはずですが、みなさん「描いてて楽しい」っておっしゃるんですよね。
ほんとスゴイです。うらやましいな~。
自分の「好き」は何か考えて、それを活かせる道を探そうと思います。
漫画を読むのがより楽しくなる
「ここの影、手書きじゃん!」とか、「瞳の中、こまかっ!」とか目をこらして見るようになりました。
「週間連載でここまで描くとは…」とか、思うようになりました。
どうやって描いてるのかな?とか、どこまで作者が描いてるんだろう?とか。
今までは作品を読んで終わりだったんですけど、その背景にある作者とか作画とかについて考えるようになりました。
読むのに時間はかかるようになりましたが、漫画の新しい楽しみ方を見つけた感じです。
私が好きな回
やっぱり作品を知ってる漫画家さんは見ていて面白いですね。
私はデジタルより、紙にペンで書いているのを見るのが断然好きです。
私の好きな回は
シーズン1
・東村アキコ 先生
・藤田和日郎 先生
・さいとう・たかを 先生
シーズン4
・ながやす巧 先生
漫勉neo
・星野之宜 先生
です。
前半3人の漫画家さんは、作品を知っていて、見ていて面白かったものです。
後半2人の漫画家さんは、作品を読んだことないんですが、絵がめちゃくちゃ上手で、作画風景に見とれてしまいました。
それでは、おススメ回について解説していきます。
東村アキコ先生
↓今回密着した作品はこれ↓
雪花の虎 コミック 1-9巻セット [コミック] 東村 アキコ
東村作品は好きなので、よく読んでいます。軽く読めて良いです。
とにかく描くのが速い
これぞ漫画!という感じのスピーディーな線
アシスタントは10人以上!
東村作品の良いところは、スピーディーに読んでいけるところだと思ってます。テンポが速くて読みやすい。
東村先生の描くスピードの速さは、単体で見てもよくわからなかったのですが、「漫勉」の他の先生と比べるとよくわかりました。なんか、迷いがないです。
武士たちのひそひそ話のコマを、筆ペン一本で一発描きする様子は、圧巻です。
本当に、速い。3分で見られますので、動画を見てみてくださいね。
↓ペン先動画はこちらから見れます↓
NHKサイト 浦沢直樹の漫勉「東村アキコ」(https://www.nhk.or.jp/manben/higashimura/)
↓DVDはこちら↓
浦沢直樹の漫勉 東村アキコ [DVD]
藤田和日郎 先生
↓今回密着した作品はこれ↓
黒博物館 ゴースト アンド レディ 全2巻セット
藤田和日郎の作品で、私が読んだことがあるのは
・うしおととら
・からくりサーカス
・黒博物館 ゴースト アンド レディ
絵はかなり荒々しい感じですが、「漫勉」でその理由が分かりました。
藤田先生の描き方は、
下書きなしでペン入れ
黒インクと修正ペン(ホワイト)の二刀流で描いていく
下書きなしなので、書いたり消したりしながら、頭の中にある理想の絵に近づけていってるそうです。
「ホワイトも筆記具」であり「プラスの道具」とおっしゃってます。
どんどん描いて、どんどん消して、ホワイトのあとも絵の一つであり、あっていい、とのこと。
カッコイイですよね。
こうやって、少年誌向けの、勢いのある荒々しい絵ができあがるんですね。
↓こちらでペン先動画を見れます↓
NHKサイト 浦沢直樹の漫勉「藤田和日郎」(https://www.nhk.or.jp/manben/fujita/)
↓DVDはこちら↓
浦沢直樹の漫勉 藤田和日郎 [DVD]
さいとう・たかを 先生
言わずと知れた「ゴルゴ13」の作者です。
ゴルゴ13(165) (コミックス単行本)
「漫勉」はさいとう・たかを先生の回が一番必見かもしれない。私と夫のお気に入りの回です。
ゴルゴの顔を「さあ描き始めるぞ」と描き始めたら……
…!?
……マッキー(極太)!?
ぜひ見てください(*’▽’)
あ、マッキーじゃなかった。こっち。↓
↓こちらでペン先動画を見れます↓
NHKサイト 浦沢直樹の漫勉「さいとう・たかを」(https://www.nhk.or.jp/manben/saito/)
↓DVDはこちら↓
浦沢直樹の漫勉 さいとう・たかを [DVD]
なんと、油性マジックで描き始める
太さの違う色々なペンを使い分け描く
ホワイトはタバコで乾かす
これが、描き進めていくと、ゴルゴになるんですよ。
ビックリです。
長くなってしまったので、続きは次回
いかがでしたでしょうか?
今回、「浦沢直樹の漫勉」を紹介させていただきました。
漫画は読む専門の方も、楽しめる番組です。
ペン先動画はNHKサイトで見れますので、ちょっと見てみてくださいね。
☆☆本日のまとめ☆☆
☆漫勉を見ると☆
・やる気が出る
・「好き」のパワーがわかる
・漫画を読むのがより楽しくなる
☆おススメの回☆
・東村アキコ 先生
・藤田和日郎 先生
・さいとう・たかを 先生
(後半で解説)・ながやす巧 先生・星野之宜 先生
ペン先動画はNHKサイトで見れますが、番組はもっともっと面白いです。
浦沢直樹の漫勉 東村アキコ [DVD]
浦沢直樹の漫勉 藤田和日郎 [DVD]
浦沢直樹の漫勉 さいとう・たかを [DVD]
以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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